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「帰去来の辞」と「歳月は人を待たず」陶淵明。児童生徒の皆さんに贈る。

私は中国南北朝時代の田園詩人、陶淵明が好きだ。官職に就いて濁にまみえることを潔しとせず、貧しくとも自然の中で生きる風雅と共に人生を送った人である。高校の漢文で帰去来の辞を始めて読んで以来、特に人間の厭らしさに触れたときに憧れをもって朗誦してきたものである。今まさにその気持ちの中で帰去来の辞を読み返す。
歸去來兮(かえりなんいざ)
田園 将に蕪れなんとす 胡(なん)ぞ帰らざる
既に自ら心を以て形の役と爲す
奚(なん)ぞ惆悵として獨り悲しむ
已往の諫むまじきを悟り
来る者の追ふ可きを知る
実に途に迷ふこと其れ未だ遠からず
今の是にして昨の非なるを覚りぬ
舟は遙遙として以て輕く上がり
風は飄飄として衣を吹く
征夫に問ふに前路を以ってし
晨光の熹微なるを恨む

陶淵明

また陶淵明には特に日本人に好まれる詩がある。雑詩「及時当勉励、歳月不待人」である。
人生根蔕(こんてい)無し
飄(ひょう)として陌上(はくじょう)の塵の如し
分散して風を逐(お)って転ず
此れ已(すで)に常の身に非ず
地に落ちて兄弟(けいてい)と為(な)る
何ぞ必ずしも骨肉の親(しん)のみならんや
歓を得ては当(まさ)に楽しみを作(な)すべし
斗酒(としゅ)比隣(ひりん)を聚(あつ)む
盛年重ねて来たらず
一日再び晨(しん)なり難し
時に及んでは当(まさ)に勉励すべし

歳月は人を待たず

これも私が愛する南宋の詩人・朱熹の七言絶句「偶成」と通じる哀歓溢れる人生の無常をうたったものである。

特に最期の4行は万人が己のこととして自戒せねばならない警句であろう。

おりしも昨日、全国学力検査が行われた。勉学に励んで真理の探究に価値を見出せる大人に育って欲しいものである。

偶成

少年老い易く学なり難し

一寸の光陰軽んずべからず

未だ覚めず池塘春草の夢

階前の梧葉已に秋声

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