秋の語源は3つあるとの説が主流です。
空気が澄んで「明らか」になる。
作物が収穫され「飽き満つる」。
樹木が「赤く」色づく。
あなたはどの説がお気に入りですか?
秋を感じますと、心に浮かぶのが古今和歌集に収録されている大江千里の一首です。
「月みれば ちぢにものこそ 悲しけれ わが身一つの 秋にはあらねど」
漢学者として高名だった人で、中国の漢詩の詩句から翻案して作られた和歌だと言われています。
さて、秋になると、なぜか物悲しくなりませんか?
学生の頃、秋の夜、よく関学のキャンパスで友人と安いスイスキーをちびちびしながら芝生に座って月を見ていました。
「セロトニンが減ってきたなァ。物悲しいなァ」なんて言いながら。拓郎の「旅の宿」なんかを口ずさんで・・・
セロトニンは感情の安定に必要なホルモンらしく、日照時間が短くなると分泌量が減って脳の活動が低下するそうです。
そうすると、理由も無いのに不安な気持ちや寂しい気持ちになったりします。
また、空腹を感じるようになるとも言います。食欲の秋と言われる原因はセロトニンの減少にあったのですね。
皆さん、今夜は物悲しい気持ちで大食いしましょうか。僕は大飲みですけどね。へへへ