元気モリモリもりもっちゃん・四條畷市会議員/森本勉公式サイト

自爆した反問権

昨日のブログで「自爆の威力は凄かった」と書いたら、市民の方から、どういう意味ですか?と聞いてこられたのでお答えします。その前に、先ず、議会における議員質問に対する理事者側の「反問権」について若干の説明をします。本市議会で議会基本条例が制定され、それまで議員からの質問一方通行だったのを、議論を活発化させるために理事者〔行政側〕が議員の質問に対して逆に考えを問う権利が与えられました。これが「反問権」です。

議員は、質疑内容を通告していまして、その範囲内で質問を行わなければなりませんから、当然、反問する内容も、その日の議員が質問した範囲でないといけません。

ところで土井市長は、私が、学校統廃合で住民訴訟が起こされたことに対してどう感じているか、見識を問うたのに対して、基本答弁では木で鼻をくくったように「本計画を成し遂げて行くとの思いに変わりは無い」と述べました。

そしておもむろに、土井さんは「それでは私のほうから森本議員に質問させて頂きましょうかネぇ」と、それはそれはまるで歌舞伎役者が見得を切るが如き表情で、準備しつくされたと見える、付箋の一杯貼られた紙束を繰りだした。以前の議会での私の発言を取り出して、学校統廃合に賛成していたではありませんか?と言ってきた。住民訴訟に対する質問とは別世界のとんでもない質問で、当然議長は止めるべきだったと考えたが、まあ、反問権の意味も分からない可哀想な人だと思って、反問に対して答弁してやった。

それは、当初、中学校を無くして遠距離通学が生じるが、万全の体制で、通学バスを出すような示唆をされたので、関係自治会の会長さんにもご理解を頂くよう努力したのだが、その後、教育長が突然、通学バスは出さない、四条畷駅まで歩いて行って電車で忍ヶ丘駅まで行き、そこからまた歩いて四條畷中学まで通って頂く、電車賃は出さない、と言い出したのだ。騙されたのだ。と答弁した。それに対して土井さんはまた、以前の私の別の発言を引っ張り出してきて、統廃合に賛成してましたね、と迫ってきた。だから僕はそれに対して、前提条件が変わったのだから当然だ、騙されたのだと繰り返した。すると土井さんは三たび立って、また過去の発言を穿り出してぐたぐた言い出したから、前提条件が変わったと答えたのだから、これ以上何を聞きたいのかはっきりしてくれ、聞きたいことが分からんかったら答えようが無い、と言うと、詰まってしまって、暫く立ち往生した挙句に、もういいです、とすっこんでしまった。住民訴訟をどう思うかの質問に対して、あんた、何言ってんの? というところ。

これを傍聴に来ていた人が、「自爆やなァ」と言われたから、自爆の威力と書いたのだ。決して僕が言ったのではない〔ここは強調!〕。今回の反問権の行使は、まるで、レストランへ行ってコース料理を食べ出してから、「おい、料理長、今朝のうちの嫁の味噌汁が不味すぎたぞっ」と怒鳴るようなもので、松本清張なら、けものみち、と言っただろう。

膨大な行政機構の長である首長と、政策スタッフ一人さえ居ない一市会議員、質問の応酬をやれば、100%議員が負けると言われている。だから、地方議会で理事者に反問権を与える動きは鈍い。ダンプカーと三輪車では最初から勝負はついている。今回の自爆は、そうならなかった稀有な例として、日本憲政史に深く刻まれることとなった。

最後に、正しい反問権の使い方として、2011.06.24 、 長崎市議会平成23年第3回定例会(3日目)で、市民病院の工事に関して一般競争入札ではなく総合評価方式を取り入れたことの是非を問うた議員の質問に対して、市長が行使した反問の実例を記す。

議員=それから、市民病院のことでありますが、私はやっぱりあなた自身が、そのお金に対するあるいは総合評価委員会の方々が(中略)
ですから、やはり今後そういうことがないように、このことだけはきちっと、もう一度この件については明解な答弁をいただきたいと、そのように思います。

市長=価格だけでは決められないということで総合評価方式にしているわけですけれども、そのこと自体がどうもおかしいんではないかと、そのやり方自体がおかしいんではないかというふうに聞こえる面もあると思うんですけれども、議長ちょっと反問をさせていただいてよろしいでしょうか。
副議長=認めます。

市長=この総合評価方式そのものに何か問題があると、一般競争入札で14億円安いほうがいいんだから、一般競争入札で金額だけで決めれば決めてよかったんじゃないかと、そういうご意見なのかどうかというのをちょっとお聞かせください。

yacchiatta

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