元気モリモリもりもっちゃん・四條畷市会議員/森本勉公式サイト

知の脆弱さと愚民政治

古代中国、春秋戦国時代も終わりに近づく頃、戦国7雄〔韓・趙・魏・楚・燕・斉・秦〕の戦いも終焉を迎え、遂に秦による天下統一が成就して中国史上初めての統一王朝が誕生した。ここで見逃してはならないのが、文明の進んだ者が必ずしも覇者にならない、むしろ野蛮な武力が勝利するという悲劇である。知性などはその前には何の力もないのかもしれない。高度な文明を誇った西部の諸国は後進の秦にあっけなく滅ぼされてしまったのだ。

何が悲劇と言って、無知蒙昧なる者に支配される人民であろうか。とりわけ知識人にとっては、その苦痛は想像に難くない。ところが人民はまた、知の仮面を被った蒙昧なるものの本質を知ろうともせずに、時に喝采を送り、真実を訴えるものを退ける。そしてワン・イシュー、ワン・フレーズで簡単に自ら望んでコントロールされてしまうのだ。

それは現代の社会でもままあることで、主権者である市民は「見た目・弁舌・絵空事」などに踊らされ、我が主となるべき人の本質を見るなど自ら放擲してしまう。その中身を分かりもせずに熱狂してしまって自らを省みることはしない。そして往々にしてその熱狂が冷めたときには、過去の自らの決断を忘却し去り、新しい軽薄なムーブメントにまた熱狂するのだ。

郵政民営化選挙のとき、その本質を理解していた、又は理解しようと努力した人などどれだけ居ただろう。大阪都構想だって、似たようなもんだ。こんな愚民政治がまかり通る我が国だが、アメリカでも剣呑な事態が現実化する一歩手間まで来ている。「敵」をこしらえて「憎悪」を煽り、民意を狂わせる指導者が、民主主義の牙城に出現しようとは。

やはり、知性は野蛮なる蒙昧に敗北するしかないないのだろうか。もっとも、自らIQが低いと開き直る指導者が居たって、市民はそんなことは知る由も無いのだから端から勝負にもならないのだ。虚しさとはこういうことを言うのだと、小林秀雄も言いたかったに違いない。南無阿弥陀仏

今日も市場で若いお母さんと話をしたが、中学校が無くなると地域がさびれて税収も減るのに、なんでそんなことも分からへんのか、と仰います。聞こえますか?どこかの偉いサン達。

始皇帝 戦国時代

 

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