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上杉謙信 陣中作「九月十三夜」

旧暦の九月十三日、新暦で言えば今年は10月25日であった。上杉謙信が能登の畠山氏を七尾城に攻めた時に、旧暦の九月十三日に陣中で作ったとされる有名な漢詩がある。

霜満軍営秋気清   霜は軍営に満ちて 秋気清し
数行過雁月三更   数行の過雁 月三更
越山併得能州景   越山併せ得たり能州の景
遮莫家郷憶遠征   さもあらばあれ 家郷の遠征を憶うを

今年は秋の安定した好天が続いて暖かいが、恐らくは冷え込んで月の冴えた夜なのであろう。越後の小豪族の出自である上杉謙信が、その才を開花させ越後を支配下に置き、いままた能登に拠る   畠山氏を攻略寸前に追い込んだ、その胸の高鳴りが聞こえてきそうな名詩である。事実この翌々日に七尾城は落ちた。「さもあらばあれ」=ままよ、さもあれ。なるようになれ、というところにも意気軒昂な謙信の気概が読み取れて清々しい。

七尾城跡1 七尾城跡2 謙信2 謙信3

僕は大学に入学する春に夜行列車で金沢に行き、そこから七尾線で早朝の七尾駅に降り立った。七尾城跡に登って行く道すがら、上杉謙信のこの詩を口ずさんだのを覚えている。高校では漢文が好きで、李白や陶淵明など中国の漢詩に親しんだが、この詩だけは格別であって、頼山陽が川中島の戦いで謙信軍の行軍を詠んだ「不識庵(ふしきあん)機山(きざん)を撃つの図に題す」とともに、なにかにつけ愛唱するのだ。

鞭聲粛粛夜過河   鞭聲粛々夜河を過る
暁見千兵擁大牙   暁に見る千兵の大牙を擁するを
遺恨十年磨一剣   遺恨十年一剣を磨き
流星光底逸長蛇   流星光底長蛇を逸す

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