元気モリモリもりもっちゃん・四條畷市会議員/森本勉公式サイト

義務教育の小中学校、公設民営には絶対に反対だ。

教育改革の美名のもとに、とても恐ろしい企てが進んでいる。公設民営の小中学校を作ろうとする動きだ。言わずもがな日本では小中学校は義務教育である。これは世界に誇れる教育制度であり、貧富・環境に関係なく等しく児童生徒が生きていく為の基本的な知識・教養・経験を国家の責任として教え込むことに他ならない。
憲法問題では9条ばかりに目が行っているが、実は私立の学校に公費を補助することは憲法違反であるとの指摘が昔から指摘されている。
なぜなら義務教育に於いては日本国民であるという極々基本的な立場のもとで、思想・宗教などに偏らない教育を行うことが絶対的条件であり、一方、私立の学校では特定の価値観に基づいた教育を行おうとすることそのものが存立の基本なのだから、私立学校の行う義務教育に対して公費を支出することが憲法違反だとするものである。
もちろんそのような教育を否定するものではないが、そういう場合は学校設置者も保護者も全て自分のお金で運営するべきであって、国の税金を投入することは明らかに間違っているとする考えは確かに成り立つのだ。独特の価値観を持った子供を育てたければ全て自前の金で行なえば良いのだ。余りにも国の考えと違うことを行なえば設置を取り消されるまでのことなのだ。なぜとならば、学校を一歩出れば、親も子供も税金で支えられた国家による各種のサービスの恩恵を受けているのだから学校だけが治外法権というわけに行かないことは自明の論理である。
さて今話題となっている公設民営の小学校なるものには、先ほど述べたような憲法違反の匂いがプンプンする。いくら教育指導要領に準拠すると言っても、運営者の価値観が、無垢の子供達の心に強く反映されるであろうことは容易に察しが付く。そもそも民営で行なう教育施設を何故公共団体が税金で建てるのか。運営者をどのような基準で認め、どのように指導していくのか道筋が見えてこない。
おそらくこの考えに組みする人の言い分は、日教組に支配された公教育の現場からの脱却が主眼だと主張するのであろう。
ならば何をおいても改革しなければならないのは、そういった偏向教育が行われている教育現場を正常化すことに心血を注ぐことが唯一の道である。
PFIなどの導入で、バカ高いコストが係っていた公共施設の運営が格段に安く、しかも良質なサービスが行なわれることは大いに歓迎すべきことではあるが、こと義務教育の学校に関しては肯定できない。
はじめに戻って、誤解を招かない為に言うが、私は私立学校の果たしている役割は大変大きいものがあり、かく言う自分も高校大学と私学で学び、恐らくは公立学校では学べなかったであろう大きく広い価値観を与えていただいたことに感謝している。少子高齢化の中で私立学校は非常な経営難を迎えているが、ぜひ頑張って頂きたい。そして多様な価値観を冷静に感受できる人格を育てて欲しい。またそれらの事業に堂々と公費をつぎ込めるように、憲法を再生するべきとも考える。
宗教団体の運営する学校は、その思想に基づいた人間の幸せの道を教育を通じて広めていこうとする、普遍的価値観を追及する尊い事業を行なっておられることに多いに敬意を表するし、国も十二分に精査した上で設置を認めているのだ。
そのようなものが感じることが出来ない上に何のために民営化するのかが充分に議論がなされない中での公設民営による義務教育が行われることが絶対にあってはならないのだ。

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