元気モリモリもりもっちゃん・四條畷市会議員/森本勉公式サイト

国際平和を願う政治家の一員として、集団的自衛権についての考察

集団的自衛権を論じるときに、これに反対する人々はあたかも悪の論理であるかのごとく否定する。然し、これは国連憲章第51条に明記された、国際法上認められた国連加盟国固有の権利であることを先ず明確に認識しなければならない。国連加盟国のある国が他の加盟国から武力行使を受けた場合に、それの影響で第三国の安全が脅かされた場合に、武力行使を受けた国とその第三国が連合して事態に対処することができるとする権利であり、自分から戦争を仕掛ける権利の正反対にあるものだ。
またこれは、攻撃を受けた国と、その攻撃により自国の安全が脅かされる二国が軍事同盟〔日米安保条約など〕を結んでいるとか実態的に同盟国であるかどうかは関係しない。これは非常に重要なことで、アメリカの軍事行動に加担するが為の集団的自衛権だと喧伝して国民を欺いている政党や思想家たちの妄言であり、その論理破綻は厳しく糾弾されなければならないものである。
集団的自衛権は、国連が創設以前には無かった概念・権利であり、二度の世界大戦を通じていかにして戦争を防ぐのかとの基本的考え方によって成立したものであるから、批判者の考え方とは正反対に、他国を侵略しにくくさせる、非戦のための重要な権利であると言える。
アメリカが行ったイラク攻撃やユーゴ爆撃などは国連安保理の決議も経ておらず、集団的自衛権の行使ではない。自国の安全保障を守るために必要不可欠な同盟国の求めに対して行使するのが集団的自衛権であり、国際司法裁判所の明快な見解が出ている。
にも関わらず、これを行使すると日本が戦争に巻き込まれる、地球の裏まで戦いに行かなければならないとする主張は、本来自国の安全が阻害された場合にのみ許される権利であることを鑑みれば、我が国は平和主義を唱えておれば決して他国の侵入を受けないとする確信的空想に支配されたものであると断定せざるを得ない。
河野洋平などは、中国を仮想敵国にすることに強く反発しているが、自国の安全を守るためには、ありとあらゆる事態を想定し対処法を確立しておかなければならず、アメリカですら現在でも日米同盟下とは言え、万が一の日本との戦争に対するシミュレーションを行っているはずだ。また近年のサイバーテロは新たな形態の戦争であり、これに対しても友好国と協同で防衛を行おうとするときには、集団的自衛権の議論は避けて通れない。
そもそも東・南シナ海・チベット・ウイグル等で中国が行っていることは、宣戦布告なき戦争行為であり、一方的な理屈で自国領土を力づくで拡張しようとする、まさに帝国主義・膨張主義・覇権主義の面目若如と言える。現に莫大な犠牲者も出ており、日本の所謂非戦平和主義者はこれら奪われた無辜の人命をどのように思っているのかを問いたい。
言うまでも無く日本は国連加盟国である。その国連の認めた各国固有の権利について論じるときに、ヒステリックにならず冷静に議論を進めて欲しい。それとも家電や携帯電話と同じくガラパゴス化のカラの中に引きこもり、日本の常識は世界の非常識と言われて孤立化を歩み、果ては膨張主義の隣国に支配される道を歩むのだろうか。
前にも書いたが、黒澤明の七人の侍の中で、他人を守ろうとしない奴が自分を守れるか!という強いメッセージが発せられていたが、これは戦争賛美どころか、戦争がやむを得ない人類の悲しい性であることに対する、ヒューマニティー溢れる平和への祈りであることを記して本稿を終える。ご愛読に心から感謝するものである。

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